映画に引き続き、ドラマの2021年ベスト5作品。
2021年は菅田将暉と有村架純にしてやられた年だったと思う。彼らの出演している作品にハマってしまったので。
大豆田とわ子と三人の元夫
一番真剣に観ていたドラマ。脚本が坂本裕二で、映画「花束みたいな恋をした」に引き続き、この人にやられた1年だった。
ギミックもおも白かった。ラストの主題歌を様々なラッパーが毎回異なるバースデ歌うのにワクワクした。特に、T-Pablowが歌ったのには痺れた。水曜日のダウンタウンの藤井健太郎とSTUTSがなせる技だったと思う。
ナレーションは伊藤沙莉だったし、ドラマ全体の雰囲気を良いものにしていたと思う。
そういうギミックだけでなく、ストーリーも良かった。大豆田と元夫達のこれからを観ていたい。また会いたいと思わせてくれるドラマだった。
俺の家の話
池袋ウエストゲートパークの宮藤官九郎とTOKYOの長瀬智也のタッグ。
西田敏行、戸田恵梨香も達者で良かったが、なんと言っても長瀬智也。ちゃんと体を作って、本物のプロレスラーに見えた。
ラストは悲しかったけど、それはジャーニーズ退所し表舞台から降りるという意思表明にも見えた。
ラジオ好きとしてはアトロクのスーパー笹団子マシンとも関係していたりして、そういうバックストーリーも楽しめた。
コントが始まる
映画「花束みたいな恋をした」を観た直後ぐらいに始まったドラマということで、印象深い。
映画に出演している菅田将暉と有村架純が出演しているの両者が出演しており、初回や2回目の放送はどうしても映画の役で観てしまった。
毎回、オープニングでコントが披露されて、そのコントがモチーフになってストーリーが展開するというのが新しく感じた。
また、菅田将暉のオールナイトニッポンにマクベスの3人が出演した回がとても面白かった。このラジオを聴いて、仲野太賀のファンになった。
天国と地獄 ~サイコな2人~
男女入れ替わりものだと、舐めた目線で観たら、ハマった。
男女入れ替わりだけでなく、刑事と犯人の入れ替わりから生じるジレンマを仕掛けが秀逸だった。
また、高橋一生が演じる女性にリアリティがあり、惹きつけられた。よくあるドラマだと、やたらと大袈裟に演じるとか、コメディ寄りに演じるというパターンだけど、高橋一生はそうじゃなかった。
前科者 -新米保護司・阿川佳代-
WOWOWで放送していて、AmazonPrimeVideoでも観ることができたので、鑑賞した。漫画が原作。主演は有村架純。
前科者として、3人登場するのだけど、そのどれもがリアルだった。
3人目の古川琴音は「コントがはじまる」で有村架純と姉妹役だったのに、今回は前科者と保護司として対峙していた。
テーマは重いけど、何が悪くて、何が良いっていう表現ではなくて、それぞれの立場から多面的に表現しているのが良かった。