国会の質問って、大事なんだと思った。
以下のように前日は解散命令は刑法だけがその要件だという解釈だったけど、本日「民放の不法行為も」その要件になると変更した。
岸田首相は１９日午前の参院予算委員会で、「世界平和統一家庭連合」（旧統一教会）を巡り、宗教法人法に基づく宗教法人に対する解散命令の要件について、「民法の不法行為も入りうる」との見解を表明した。前日の国会答弁で不法行為は含まれないとの認識を示しており、法解釈を変更した。前日の国会答弁から法解釈を変更…首相、宗教法人の解散要件に「民法の不法行為も」 : 読売新聞オンライン
以下のようなことを懸念していた。（自分の解釈）
- 旧統一教会の不法行為について、宗教法人の解散請求を出すべきではないかという議論が高まる。
- 宗教法人法に基づく質問権を使用して、旧統一教会の調査を実施する方向で動いている。
- 質問権で調査するのはいいけど、これまでの「刑法等で定める禁止規範や命令規範に違反するもの」に当てはめると、旧統一協会はこれに当てはまらない可能性が高い。（関連団体は刑法に違反している団体はあるけど、本体である旧統一教会は対象にならない）
- 質問権で調査したはいいけど、刑法に違反していないから解散命令を出せない可能性がある。
- となると、旧統一教会の活動にお墨付きを与えることになってしまう。
今回は、野党が良い仕事をしたなと思う。
